大好きな、おじいﾁｬﾝと
eritchiの事
平成10年10月。予定日より2週間遅れて生まれてきました。
生後約4ヵ月に、ﾊﾟﾊﾟと離婚したので、まったく父親の事を知らずに育ってきました。
しかしeritchiはとても元気な活発な子に育ちました。
とても、おじいちゃんっこで「おとうちゃま」と呼ぶくらいに大好きな存在でした。
小学校入学
小学校一年生の時は、何事もなくお友達もたくさんできて、学校も風邪以外では、休んだことがありませんでした。
おじいちゃん入院
平成17年7月、体調が悪いということでおじいちゃんは、病院で検査しました。
そして、急性骨髄性白血病だと診断されました。
次の日には、がんセンターに入院しました。
子供達には、検査入院ということにしました。
土日に実家に遊びに行くのが習慣なので、「何で、おとうちゃまはいないの？」と、毎回聞かれるのが、とても辛く悲しかったです。
そして、初めてのお見舞いに連れて行くと、eritchiは大喜び。
しかし、4年のyu-chanは、病院の名前からピンときたようです。
この頃の、おじいちゃんはまだ元気で、自由に面会出来ました。
eritchiも毎週土日にお見舞いに行っておじいちゃんに会うことが出来ました。
子供達に病気の説明
もうすぐ抗がん剤の治療が始まるので、子供達に白血病の話をしました。
血液の中の悪い菌をやっつける治療が始まるから、当分面会は出来ないと言うことを伝えました。
おじいちゃんも頑張っているから、応援しようねと言ってくれました。
この時、eritchiは将来ナースになりたいと言いました。
そして
退院決まる
平成18年4月に退院が決まりました。
皆が喜び、eritchiも心待ちにしていました。
退院前の最後の検査で、異常がなければ次の日には退院です。
再発
検査結果がでて、母からの連絡がありました。
「再発だって…」
母の震えた声に、私は何も言葉がでませんでした。
実家では、家族が集まり迎える準備をしていました。
前日までは、がん細胞がなかったのに、帰るための検査でがん細胞が見つかるなんて…。
とても信じられませんでした。
父もかなりショックを受けていたと思います。
始めからの、やりなおし。
抗がん剤治療、放射線治療。
骨髄移植は失敗に終わりました。
平成18年8月父永眠
最後の最後まで頑張りました。
肺からの出血で窒息を起こしました。
とても苦しかったと思います。
泣かないeritchi
おじいちゃんが実家に戻った時、TAKUとyu-chanは大泣きしてました。
でも、eritchiはお通夜の時もお葬式の時も泣きもせず、涙もでませんでした。
おじいちゃんの(死)を受け止められない感じでした。
その後のeritchi
2年生になって、週に2回ほど休むようになりました。
私が学校まで送っていくと、何とか行けてました。
出席と欠席が逆転
何とか行けてた学校ですが、週に1日しか行けなくなりました。
スクールカウンセラーさんに相談をしてアドバイスをもらい、実行しました。
やはり死を受け止められない、大事な人の突然の死。
突然消えてしまうんだと言う不安から、私から離れられなくなっていました。
3年生になって
いままで何度か行けていた学校でしたが、3年生になってから運動会の応援団を自分からやりたいと頑張って学校に行き続けました。
このまま学校に行き続けられると良いのになぁ～と少し期待しました。
いざ、運動会が終わってしまうと、また行けない日々が多くなり、2週間に1度行くか行かないかになってしまいました。
ママから離れられないeritchi
現在はまったく行くことが出来なくなってしまいました。
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