自閉症とパニック
謠ャ児自閉症

●どんな病気?

生後早い時期から、心理的発達障害が広い範囲にわたってみられる病気です。

単に「自閉症」と呼ばれることもあります。

はっきりした原因はまだわかっていませんが、生まれたときから脳になんらかの障害があって、それが原因で発症すると考えられています。
ときには、知的障害を伴う場合もあります。

小児自閉症の特徴としては、次の3つの障害があげられます。

@生まれてすぐの頃から、人や周囲の状況に自然に関われない

A話し言葉がよく理解できず、言語を介したコミュニケーションをとるのがむずかしい。

Bある行為や活動、物に対して、異常なこだわりと執着を見せる。

5歳までには、発症の有無がだいたいはっきりします。
有病率は1万人に10人程度といわれ、男女比は約4対1で、男児に多い病気です。


●症状は?

自分の世界に閉じこもり人とのコミュニケーションのとり方がへたで、感情的なつながりを持つのがむずかしいという共通した症状が見られます。

乳児期には、とてもおとなしくどちらかというと育てやすいといえますが、抱き上げようとしても応じようとしなかったり、誰がそばにいても無関心だったり、人見知りをしないといった早期徴候が認められます。

幼児期になると、視線を合わせようとしない、呼んでも振り返らない、甘えてこない、ひとり遊びが多い、他人に興味を示さない、そばに誰かがいてもまるでいないかのようにふるまうといった自閉症特有の症状が見られるようになります。

コミュニケーションの手段として言語をうまく操ることができないため、多くの場合、言葉の遅れで発症に気付くようです。

言葉をまったく発しないか、話したとしても、「この人はだれ?」と聞かれたときに、その人の名前を答えるのではなく、そのまま「この人はだれ?」とオウム返しに言ったり、「あなたはご飯を食べますか?」と聞かれて、「あなたはご飯を食べます」というような主客が逆になった表現をしたりします。

話すときに抑揚がなく、一本調子で、尻上がりになるという、独特のしゃべり方をするのも特徴です。

自分の意思を言葉でうまく伝えられないため、相手の腕をつかんでほしいもののところへ持っていく「クレーン現象」という特徴的な症状も見られます。

特定の行動や物に対して、異常なこだわりと執着を見せるのも大きな特徴です。
その対象となるのは、カレンダーや時刻表など、数字や文字が規則的に配列されているものであったり、車や機械であったりと、どちらかというと無機的なものが多い傾向があります。
お気に入りの毛布など、ある特定のものをどこへでも持ち歩いて、ボロボロになるまで固執するといったケースも見られます。

また、手をひらひらさせながら同じところをグルグルまわるなどの反復行動がみられることもあります。

音楽、計算、機械の分解や組み立てなどにこだわり、特別な能力を発揮することも珍しくありません。
音や光に対しては、過敏すぎたり、まるで無頓着だったりといった反応を示します。他人の動作を真似するのは苦手です。
変化を嫌い、思い通りにならないと、大声を出したり、パニックに陥ったり、頭を壁に打ちつけるなど、自分を傷つける行為に及ぶこともあります。


●治療

1歳6ヵ月、3歳児健診の段階で、言葉の遅れに加えて自閉症の早期徴候を示している場合を発症の疑いがあるものとして、治療や経過観察の対象としています。

児童精神科・小児精神科の専門医を受信しきちんとした診断を受け、早期に適切な治療を始めることがたいせつです。

年齢に応じた治療教育が重要になるため、養護学校、個別支援学級などで指導や教育を受けることが多くなっていますが、児童ないし小児精神科の治療を受けながら、一般の幼稚園や小学校に通うケースもふえています。

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