1/1ページ目 男は焦っていた。 話は数時間前までさかのぼる。 男はその日引っ越しをしていた。 新しい部屋はとても三万とは思えないほどの間取りだった。 多少不動産屋の反応がおかしかったが気にしていない。なんせ男は霊なんか存在しないと言う奴だからだ。 「都会でこれだけ安いなら助かるぜ」と喜んでいた。 そして一通り荷物の整理が終わり男は夕食でも買いに行くかと外に出ようとした。 ………が、「ドアが開かない! 何故だ! なんで開かないんだよ!」男は多少苛立つ様に叫んだ。 ドアでも壊れたのかと思い業者に携帯電話でかけようとするがなぜか圏外。 「最悪だよ」と、うなだれたがすぐに立ち直ると一階だからベランダから出ようとした。 しかしやはりベランダも開かない。 ようやく事態を飲み込んだのか。本気で焦り出した。 その時部屋のふすまがスーッと勝手に開いた。ますます焦る男。 早く出なければと後先考えずベランダの窓を割ろうと物をぶつけようとした時後ろに何かぶつかった。 男は思わず振り向いた。そこには顔が焼けただれた女がいた。 男驚く間もなく女に引きずられふすまの中へ………。 その三日後… 男は焼死体で見つかった そして隣りには女の白骨死体が男を掴む形で見つかった… 今でもそこはあるようだ… [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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